犬の心臓
2014年 04月 30日
この日曜日、友達と「犬の心臓」という芝居を観てきました。
本格的舞台を観るのはとても久しぶりでした。
また、ロシヤ演劇、ということで初めての体験でもありました。
街をさまよう野良犬を助けた教授が、事故で亡くなった人間の脳下垂体と睾丸をその犬に移植します。
すると・・・。その犬が日に日に人間になっていく・・・。
この犬を演じたのが「吉野悠我」さん。
なんとも、絶妙な「犬」のような人間?人間のような犬?
ご自身もこの役はライフワークになりそうです、とおっしゃったそうです。
そのくらいの演技ぶりで楽しませてくれました。
この芝居、実は「父と子」のお話、というのを感じます。
できの悪い子をやっかい払いしたい「父」と反発はしても家にいようとする「子」である犬。
本当は子に改心してもらい一緒に住みたい、と思っている父。
自分の立場ばかり主張して、自分をやっかい払いしようとする父や周囲の人間に
「おまえら犬以下だ」犬が叫ぶ台詞は、痛烈でしたね。
とにもかくにも、こんなきっちりとしたいい芝居を観たのはひさしぶりでした。
とても良かったです。
高校生が2000円で観られる、というのも制作の方達の気持ちを感じます。
若い人たちにもたくさんきたほしいという気持ちを感じました。
再演が決まったとのこと。次はもっと大きな劇場で是非。
・・・まさこ・・・
by school3-7
| 2014-04-30 01:06
| 日記